Q&A

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HTLV-1母子感染に関するQ&A

協力施設の助産師です。協力施設ではどのような準備をしておけばよいのでしょうか?

実際に対応することとなる方々(産婦人科医、小児科医、看護師、助産師、場合によっては臨床心理士、MSWなど)と事前に打ち合わせをしておいてください。医療従事者各人の説明内容にくい違いがあると、妊婦さんは非常に不安になります。また、できるだけプライバシーが確保できる部屋を準備し、時間をかけて説明することが大切です(可能であれば予約制をとるとよいと思います)。さらに重要な点は、HTLV-1に関する妊婦情報をどこまで知らせてよいのか(あるいは知っているのか)について妊婦さん自身から確認し、医療者間で共有しておくことです。しばしば家庭内でのトラブルに発展しかねないからです。また、凍結母乳の実際や、3ヵ月までの短期母乳投与についての理解を深めていただき、患者さん自身で栄養法を決定できるよう、支援できる体制を整えておいてください。

ホームページにリストアップされている協力施設とはどのような施設ですか?

本研究班が研究の協力を依頼した総合周産期センターや地域周産期センター、あるいは地域の基幹病院です。採血によるHTLV-1抗体検査が陽性となり、その後行なった確認検査であるウエスタンブロット法が陽性(HTLV-1キャリアと呼びます)、もしくは判定保留(キャリアである場合と、そうでない場合があります)となった妊婦さんが協力施設を受診し、HTLV-1ウイルスのこと、母子感染のこと、母子感染防止対策などの医療相談やカウンセリングを受けることができます。また、HTLV-1母子感染が、粉ミルク以外にも凍結母乳や、3ヵ月までの短期母乳で防止できるかどうか、これらの栄養法がアレルギー疾患や健康状態、成長・発達、母子関係などにどのような影響があるかを調査する本研究班の目的を説明させていただき、同意が得られた場合には研究に参加していただきます。ウエスタンブロット法の結果が判定保留の方には、遺伝子を増殖するPCRという方法でHTLV-1感染の有無を見ることができるので、PCR法による検査の説明を受けていただくことになっています。本研究に協力していただける方には、研究費でPCRにかかる費用を支払いますので、妊婦さんの負担にはなりません。分娩後お子さんのフォローアップも協力施設で行います。

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